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あなたはどのタイプ?会社員・フリーランス・パラレルワーカー適正 ~その②フリーランス適正~

さて、働き方適正として、「自分」の価値を低く見積もる「会社員」という働き方をまず見てきました。

というわけで次は、今回あげた働き方の中でも、もっとも「自分」の価値と存在を高く見積もる必要のある「フリーランス」とい働き方についてみていこうと思います。というわけで第二回「フリーランス適正」です。

フリーランス、それは最も自由度の高い働き方

フリーランスはその名の通り、最もフリーなつまり自由度の高い働き方です。
そこに存在するのは、仕事と自分という立った二つの物だけで、そこにどのような要素を付加し、どうそれを組み立て、決断するかの全てにおいて、フリーランスは何の制約も受けません。

そのすべてはあくまで自分の匙加減であり、それこそ働きたくない時には働かないという選択肢まで存在します。大きく稼ごうとするのも自由、少ない収入を細々と続けていくのも自由。あくせくと忙しく働くのものんびりぼちぼち働くのも、やめるのもはじめるのも、どこで働く、いつ働く、誰と働く、何をして働くなど、どの方面においても自由。それがフリーランスという働き方です。

フリーランスの5つのメリット

では先ずフリーランスのメリットを見ていきましょう。
それはこの5つ

① 働き方の選択肢が広い
② 人間関係のストレスが少ない
③ 定年退職が存在しない
④ 収入を加減できる
⑤ 仕事に対する達成感を感じる

ではここからはそれぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

①働き方の選択肢が広い

やはりフリーランスの一番のメリットはこれでしょう。
フリーランスには「労働時間」「労働環境」「労働内容」の全てにおいて何の制約もなく、すべてを自分の価値観や趣向で決定することができます。

今はやりのノマドワークも、まさにそんな働き方の一つです。

デジタルノマドとして海外に生活拠点を置いて、旅をしながら仕事をするなんて言うことも可能ですし、毎日カフェに出勤するなんてことも自由です。店舗を構えてもいいし、事務所を借りてもいいし、自分の部屋ですべて完結することもできる。仕事が順調なら、朝早くから昼頃まで仕事をしてもかまわないし、深夜に仕事をしても問題なく、それこそ週3日フルタイムで寝る間を惜しんで働いて残りの4日間休むなどということも可能です。

②人間関係のストレスがない

というよりもそもそも、自分の意志に反して構築される人間関係が、フリーランスにはほぼありません。
当然そこには部下も上司もいませんから、意味のない接待や上司の趣味のゴルフに付き合う必要もありませんし、忘年会や新年会、歓送迎会に愚痴の付き合いなどの飲み二ケーションも皆無です。

働く環境においても、周りを気にせずに自分にとって一番効率の良い働き方ができます。タバコを吸いながら働くという、人間関係を考えたら現代ではもうほとんど無理な働き方もできますし、大音量で(ご近所迷惑はさておき)音楽をかけながら働いてもかまいません。そこに人間関係を見て「空気を読む」必要なんかないのです。仕事に関しての決定や判断に上司の顔を伺う必要なんかありませんし、失敗しても怒られることもありません。

③定年退職が存在しない

当たり前の話ではありますが、フリーランスに定年退職など存在しません
いまや、高齢化の進む社会においては、定年退職というのは目指すべき目標ではなく、もはや、働くチャンスを奪われる足かせのようなものへと変わりました。

そうそれは「ここまで働けばいい」ではなく「ここまでしか働いてはいけない」にかわっているのです。しかしフリーランスにそんな足かせはなく、いつまででも好きな仕事を続けることができます。良くも悪くも、フリーランスにとって大事なことは、その仕事の質と内容だけですので、別に若者であろうと後期高齢者であろうと仕事の質に問題がなければ問題ありません。

それこそ、年齢や健康状態に合わせて仕事の量を減らすこともできますし、仕事のターゲティングも自由です。
高齢者だからこそ、高齢者にしかわからない着眼点などが見つかれば、もはやそれはメリットでさえあるのです。

④収入を加減できる

フリーランスの仕事というのは、自分の収入を加減することができます
例えばそれこそ働く時間を大幅に増やせば、収入は上がってきますし、仕事の単価を上げることでも、その収入を上げることができます。また逆に、自分の収入に余裕のある時は受注数を減らしたりすることで労働時間を同時に減らすこともできます。

また、宣伝活動のために、お試しを設けて安い値段で仕事を受けることも可能。将来のことを考えて、収入を制限することで、自分の知名度や仕事内容を相手に伝えるということもできます。自分のライフスタイルや、収入の必要性などに応じて、ある程度収入を加減できるというのもフリーランスの利点のうちの一つです。

⑤仕事に対する達成感を感じる

基本的にフリーランスは、自ら仕事を受け、それを果たし、結果の全ては個人のものとなります。
ですので、当然仕事における成功は自らの手柄になりますし、自分の仕事で喜ぶ顧客の反応やその様子を実感として感じることができます。つまり、フリーランスにとって仕事とはそのすべてが自分の物なのです。

収入にしろ成功にしろ名誉にしろ、仕事のうちのどんなものも、自分以外に奪われることも中間搾取されることもなく、自分が手にすることのできる達成感はほかに代えがたいものなのです。

フリーランス2つのデメリット

ではそんなフリーランスのデメリットを見てみましょう
それは次の2つになります

① 事務手続きが煩雑
② 全ては自己責任

ではそんなデメリットについて詳しく見ていきましょう。

①事務手続きが煩雑

普通フリーランスというのは、その分野において稼げるスキルを持っている人が、その仕事につきます。とはいえ、フリーランスとして仕事していくうえで、自分の得意な仕事だけをしていればいい、というわけには当然いかないのです。それが、事務仕事です。

仕事をしていく以上、その受注や事前の交渉といったお客様対応は自分でしなくてはいけませんし、それにまつわる事務仕事も、すべて自分で行う必要があります。スケジュール管理、納期の調整、様々な書類の作成や整理整頓もすべて自分で行います。

なかでも、経理を含む確定申告などの税金対応はより面倒で、フリーランスにとって最も憂鬱なものといっても過言ではありません。
もちろん、そういった仕事を他に外注することはできますが、当然そこにはコストがかかります。
ある程度収入が高い位置で安定しているフリーランスであれば問題ありませんが、そうでなければそのコストはバカになりません。

②すべては自己責任

自由、つまり誰からの制約も受けないというのは、言い換えれば誰にも守られないというのと同義です。仕事上におけるその可否についても、成功したときの全てを自分一人で受けられるということは、失敗した時の損失もすべて自分が受けなければいけないのです。

つまり、その責任の全ては、フリーランス個人がすべて負うということです。しかも、仕事上の可否だけではなく、自分自身の存在においての責任もすべて自己責任で、会社員のように定期的な健康診断やスキル向上のための研修やセミナーもありません。

結果、健康を損なう生活を続けていても誰も注意してくれず、その結果の病気も自己責任。そもそもスキルがないことは論外で、小手先の仕事を続けていくことでスキル自体がさび付いてしまったり、成長がなく時代の流れについていけなくなったとしても、それも自己責任。

そして一番重要な自己管理も、自己責任
真面目に働くも不真面目に働くも自由ですが、不真面目に働いたことで収入が減ったり、それこそ信用を失ってすべてを失ってしまったとしても、誰をせめることもできません。働けば働いただけ収入は得ることができますが、さぼればさぼるだけ収入は減るのです。

フリーランスに適したタイプ

ではそんなフリーランスに適したタイプとはどんな人でしょう。
それは、こんな人だと考えられます。

・対人関係に難がある
・明確なビジョンとそれに見合うスキルがある
・自分を律し努力することができる

フリーランスという働き方は会社員とは真逆で、最大限に「自分」を尊重する働き方です。
自分の意志と目標に対しては、自由にそしてほかの制約をほとんど受けることなく挑んでいくことができますし、ある程度成功すれば、自分の欲求や人生を自分で自由にコントロールできます。しかし、同時に、自分を高め律することができなければ、その結果の不利益はすべて自分が被ります。

そもそも最初の段階で、自分にスキルがなければできない働き方ですし、自分なりのビジョンや目標がなければ続けていくことができない働き方でもあります。すべてを自分でこなしすべてを自分でコントロールしすべての責任を自分が負うことで、自分のためだけに働き自分ですべての利益を手にする。つまりそこには、自立という物の最終形態ともいえる現実があるのです。

無謀や身勝手を自由とはき違えて、会社員になりたくないからというような理由で選んだとしても、決してうまくいくものではないということは、しっかりと覚えておく必要があるでしょう。

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