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どうしてもカフェノマドになりたい!カフェノマド実践の手引き①「準備」

ノマドワーカーという働き方が日本に定着しつつあるのは、もうみなさんご存知の通りです。

そしてその中心的な求心力となっているのが、カフェでおしゃれに仕事をするいわゆる「カフェノマド」といわれる人たちの存在ですよね。確かに自室にこもりきりになるよりも、そして会社で働くよりも魅力的な働き方です。

もちろんとは言えそんなに簡単でらくちんな働き方ではないのですが「どうしてもカフェノマドになりたい!」という人もいる事でしょう。ということで今回はカフェの迄になる為の実践的なアドバイスをお送りします。

あなたの仕事はノマドに向いているのか?

まずは、ノマドに向いている仕事をやっていなければ話になりません。
もしくはノマド向きのスキルを有しているというのが、ノマドになるための最低条件です。

ノマド向きの仕事

やはりノマド向きの仕事は、企業が外注で済ませたくなる仕事が前提です。ライターやイラストレータ等のクリエイティブな職業や、IT系のSEなどのIT系の仕事などは間違いなくノマドには向いている仕事です。

他にもアフィリエイターやブロガーなども、間違いなくノマド向きです。ほかにも、機材をきちんと所持していて、しっかりとした運搬手段を持っているのであればカメラマンなどもノマド向きといえるでしょう。

しかし、これがカフェノマドとなると、かなり職種が狭くなってきます。特に機材が多くなるもの(デザイナーやイラストレータ)は絶望的で、IT系の仕事でも大與良の通信やハイスペックマシンを必要とするものは、むいていません。モバイルパソコンとモバイルWi-Fiで対応できる、ライティング系が一番

ノマドに向かない仕事

ノマドに向かない仕事、というか無理な仕事は「PCを使わない仕事」がそれに上げられます。特定の機材を用いないとできない仕事や人間関係のコミュニケーションを基盤とした仕事などは、基本的にノマドになれる要素がありません。

また、リモートワークが許されている企業においてリモートワークをしている会社員というのも、中々ノマドにはなりにくい側面があります。

というのも、特にカフェノマドになると、商業施設内での仕事になります。そうなれば、連絡のほとんどはチャットアプリが主体となり、電話や通話アプリによる音声での連絡はほとんど難しい状況になります。文字媒体での連絡ではきちんとしたコミュニケーションと認めてもらえない、会社員にとって、あまりお勧めの環境とは言えません。

カフェノマドになろう①準備

では、カフェノマドになる為の実践編にうつっていきましょう。
まずは、揃えておきたい持ち物のチェックです。

カバン

かばんは、大きめのトートでも構わないのですが、かなり荷物は多くなるのでトートだと移動につかれます。ですので、おすすめはやっぱりバックパック(リュック)になりますね。

基本的に電車の中では、バックパックはおなか側に背負うことが多くなりますので、厚みがそこまで厚くない物であった方がより移動の時は便利でしょう。

また、中に入れるものはパソコンや書籍系が多くなるので、かなりの荷重に耐えられるしっかりしたものが必要です。同時に防水性能も、マスト。

そこに入れるのは、顧客情報をはじめとして自分の仕事のコアの部分になるのだということを忘れずに(もちろんバックアップは家に置いておくべきですが)しっかりとしたかばんを使いましょう。

今はおしゃれで丈夫な川のバックパックなどもありますから、街歩きでも問題ないですよ。

モバイルパソコン

カフェノマドにとって、最も重要な機器であるモバイルパソコン(ノートパソコン)。

基本的に、ちゃんと仕事がこなせる機種であるならば、これといって制約はないのですが、持って移動することを考えれば薄くて軽いものがいいでしょう。

もちろん、巷ではやりの「Mac Book Air」が軽くていいのですが、それでなくてはいけないということはありません。ウンイドウズマシンのモバイルパソコンでも、軽くて薄いものは販売されていますし、それこそ、体力に自信があるならば、軽いという基準は考えなくてもかまいません。

ただ、あまりインチ数の大きなものはNGです。カフェのテーブルのパーソナルスペースに、パソコンと飲み物と資料が数点あると考えたとき、出来るだけ小さなものである必要があるからです。薄くて軽くてコンパクト、これがカフェノマドには最適なモバイルパソコンです。

充電器

じつは重要な要素になるのが、この充電器。基本的にカフェノマドをする以上は、電源が確保できるカフェを選ぶ必要があります。
しかし、電源のあるテーブルは限られていますし、いつ行っても必ず電源が利用できるとは限りません。場合によっては電源のないカフェで仕事するときもありでしょう。

そんな時に、ある程度容量のある充電器は必要になってきます。適しているのは、小型で大容量の物。基本的に商品名に「大容量」とついているものなら問題はありませんが、あまり安いものを買ってしまうとバッテリーの発熱などが気になります。

最近は技術も上がってその心配は薄くなりましたが、特に古いバッテリーは発火事件も起こっています。できるだけ、信頼のおけるメーカーの物を、あまり費用をケチらずに購入しておくといいでしょう。

モバイルWi-Fi

いわゆるポケットWi-Fi(ポケットWi-Fiは一般名詞化した商品名なのでここではモバイルWi-Fiとします)のことですが、やはりこれも必需品です。

大手のWi-Fi完備のカフェであれば問題はありませんが、それ以外だとモバイルWi-Fiが必要になるからです。そもそも、カフェに必ずWi-Fiがあるとは限りませんし、電源もしっかりあるのに、Wi-Fiはないというカフェも少なからず存在します。

さらに、個人営業のカフェや小規模のカフェの場合、Wi-Fi自体の信用度もあります。そこまで神経質にならなくても、という人もいるかもしれませんが、顧客情報を扱う以上はセキュリティーに対するしっかりとした認識が必要になります。

また移動中のスマホなどもWi-Fiは欠かせませんので、モバイルWi-Fiを持っておくことはマストだと考えておいていいでしょう。

そのほかの持ち物

そのほかの持ち物としては、小型のタブレット化しようとは別のスマホもあると便利です。基本的にクライアントとの連絡はスマホですることがほとんどですし、移動中に情報収集したり写真素材が欲しい時などに気軽に撮影できる(肖像権等に注意)メリットもあります。

またフリーライターにとってはICレコーダーとカメラの代わりにもなります。スマホの機種に関しては、別にこれまで使っていた昔のスマホとかでも構いませんが、これも充電がしっかりと長持ちすることを中心に考えておくといいでしょう。

後は、アナログ手帳も重要です。モバイル系が何らかの理由でだめになったときのバックアップにもなりますし、書いておくという安心感はほかに代えがたいものです。

他には、名刺入れや小さなファイル(資料やレシートの保存)なども重要。これらを全部カバンに詰め込んだら、持ち物はOKです。

服装

最後にカフェノマドの服装ですが、これはある意味自由です。ただ、仕事の予定の中にクライアントとのアポイントメントがある時は、きちんと人と会っても問題のない服装でいることが大切です。

普段はスニーカーの所を革靴に、ジーンズをチノパンやスラックスに、そしてフォーマルな服装を求められても対応できるように襟付きのシャツとジャケット、荷物の中にネクタイを忍ばせておくといいでしょう。

きちんととしたスーツスタイルを要求されるような場所やアポイントがある時は、素直にスーツを着て出かけるといいですね。
また、カフェの室温は場所によって違います。

快適な仕事をするためにも、少し涼しめの服装に羽織れるものを持っておくといった工夫をしておく必要があります。

カフェ選びのコツ

それではカフェノマドの仕事場、カフェ選びを考えてみましょう。

スターバックス一択ではない

働きやすいカフェといえばスターバックスが浮かびますよね。
しかし「カフェノマド=スタバ」という感性ではいい仕事ができるフリーランスだとは思えませんし、スターバックスもよいカフェですが、他にも良いカフェはたくさんあります。

さらに、いろいろ設備が整っているとはいえ、スタバはコストが高いですし、込み具合も気になるところ。カフェノマドにとってカフェ探しは一つの楽しみでもありますので、スタバ一択の考え方はとりあえず捨てておきましょう。

カフェ選びのポイント

まずは「電源とWi-Fiがある」というのが必須です。
もうこれは自分の作業スペースとしてきちんと確立するうえで「電源とWi-FiがないとNG」位の感覚でも構いません。いくら充電器とモバイルWi-Fiがあっても、それはあくまでも予備。

仕事場としてきちんと考えるならば電源とWi-Fiはしっかりと確保できるカフェを選びましょう。そしてもう一つ重要なのが、作業スペースの広さ。

隣の人との接触度や、資料をどれくらいおけるのか、そして足元の荷物スペースはしっかりと確保されているのかなど、快適な作業空間のためには「広さ」は大事な要素です。

そして最後は「コスパ」一杯のコーヒーでどれくらい粘れそうなのか、もしくはフリードリンクがあるのか、さらには軽食の値段。すべて経費として計上することになったとしても、万が一のことを考えてコスパはしっかりと確認しておく必要があります。

さて準備は万端、あとは働くだけ

さて、カフェノマドとしての準備は整いました、あとは働くだけですね。ということで次回は「カフェノマド実践の手引き②働く」として働き方の効率化や、マナーについて迫っていきます。
カフェノマドを目指しているあなた必見です。

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パラレルワーカー

肩書はCHROではありますが、基本はマーケティング全般や事業企画などが得意で過去には副業紹介サービス「プロの副業」も立上げました。

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