副業

コールセンター

「コールセンターでの副業がスキルを磨くのに有益な理由」

「やりたいことをやるためにこの仕事をやっている」

私がコールセンターで勤務している同僚から、本当によく聞く言葉であり、これが現代人の仕事に対しての考えを象徴する言葉であると私は考えています。

現代の人々は、仕事で時間が制約されることを嫌い、自分の生活スタイルや自分の時間の使い方を仕事より重要視する傾向になっており、正社員の契約雇用スタイルにこだわらず、複数の仕事を兼業して、自分の自由を選ぶ人が多くいます。

また、正社員の副業解禁に合わせて、正社員であっても、自分の人生の選択肢を増やしていくためなどを理由に副業に取り組む人が増えてきました。

そんな自由志向が強い現代人に副業として人気を見せているのがコールセンターの仕事です。コールセンターで副業を行うことは、時間が手に入れられるメリットだけでなく今後の人生に生かせる有益なスキルを磨ける仕事なので、非常に有益な副業と成り代わります。

この記事では、コールセンターで働くことで手に入れることができる有益なスキルと、そのスキルの生かし方についてまとめます。ぜひ、コールセンターを副業として働くことを考えている人は参考にしてください。

即時判断ができるスキルがつく

コールセンターの仕事で重要視されるのは、即時に相手の話を判断し、的を得た回答を答える即時判断力です。この即時判断力の向上こそが副業に有益なスキルとなります。

いかに相手に納得してもらい、その問い合わせを少しでも短く終わらせるために、代案を考えたうえで、的確な代案を提案するタイミングはいつなのか。そして相手は何を要求してきているのか。これを即時に理解をしなければなりません。コールセンターで行われるカスタマーサービスは、様々な人と電話を通して話をして即時判断を自分で行い、相手に的確な内容を提案することが仕事です。

何度も繰り返す、つまりコールセンターで働く時間を追うごとに、特に意識せずとも、即時判断力を仕事が勝手に上げてくれるのです。

即時判断力が強い人はどんな仕事をしても、リスクを最小限に抑えるための行動ができるので、仕事ができる人という印象を周囲に与えます。

そのため、下記のような、即時に判断を自分で下し、なおかつ結果を出した証を数字などで求められるような仕事で常に役立つスキルがコールセンターを副業にすると学べます。

・マーケター
・CRM担当
・人材採用コンサルタント
・マーチャンダイザー

クレーム対応で交渉術を高める

「SNSで拡散をするぞ」

「お客様相談室」や「カスタマーサポート」には実際にはどんな問い合わせがあるのでしょうか。近年は、「SNSで拡散をするぞ」との言葉を顧客からよく耳にする機会が増えました。

これは、多種多様なサービスを企業が顧客側に提供するため、そのサービスに満足をしない人や、サービスに納得がいかず、損をした気分になる人が増加してきている時代の現れであり、クレームが増えてきた証拠でもあります。

サービスが多種多様になりすぎたこの時代は、企業側が世で当たり前に行われているサービスを当たり前のように提供しますが、顧客にとっては、何でもやってくれるとの認識を生みかねないようなサービスも増加しています。

そして、世の中では通常に行われている対応でも、サービスが多すぎて顧客側は知っていないことも無理はありません。そのため、自分だけ違う対応を企業側から行われたとの誤認識が生まれ、サービスや、企業側の姿勢に納得がいかない人物が近年はクレーマーへと成り代わります。

つまりサービスが増えてきているこの時代は、サービスの増加に伴いクレームも増加傾向にあるのです。そんなクレームへの対応は通常は避けたい経験であり、企業側にとっても避けるべきリスクです。しかし、コールセンターは、顧客を相手にした仕事が大半を占めているため、クレームは付き物であり、クレームに遭遇することは避けて通れない道です。

そんなクレームを対応するには、避けるべきリスクを考えたうえで、顧客と交渉を行なわなければなりません。これは正直に難しいものです。しかし、上手く行えると、交渉を重ねていくことで、自分をマネジメントできるスキルが身につきます。この交渉術こそ有益なスキルとなり変わるのです。この交渉術は全ての業種において有益なスキルです。

コールセンターでのクレーム対応は、相手が何を求めているのかを、相手の表情でなく、発言から読み取っていきますが、どんな業種でも、仕事を進めていく中で、何かしらの問題が必ずと言って良いほど引き起きるでしょう。そんな時に、コールセンターで得たスキルである交渉術を利用することになるでしょう。

特に自営業の場合は、交渉術は必ず役に立ちます。自営業は、スケジュール管理や、報酬を自分でマネジメントする必要があるので、何か問題が起きた時に、自分自身で交渉して、納期などの代替案を提案することで問題解決を図ることができるからです。

アドバイススキルが向上する

「これってどうやったら良いのでしょうか?」

これは、カスタマーサービスと呼ばれるコールセンターで働いている場所に顧客からよ1番よくある問い合わせ内容です。カスタマーサービスでは、顧客の疑問点を解決することに重点を置いて、日々顧客からの問い合わせに向き合っています。言い換えると、常に仕事を通して、誰かにアドバイスを求められ、アドバイスを行なっているようになります。

そこで、カスタマーサービスのコールセンターで働いている人々は、働く時間が経過して、仕事に慣れが出てくると、よくある問い合わせに対して、マニュアルを通した形式ばった回答は辞めて、わかりやすく考えてもらうために、前例を交えて話すやり方などに話術に変更して仕事に変化をもたらせます。

この、カスタマーサービスでの仕事の変化は、意図はしていなくても、アドバイスをするスキルを向上させていきます。これこそが、本業に有益なスキルと変わるのです。

コールセンターで働かなければ、あまりアドバイスを上達させるために無意識に行動をとることはないでしょう。働くうちに自然とアドバイススキルが上がっていくのは非常に有益になりますが、当然ながら、アドバイススキルを今後上げていくためには、コールセンターでの副業をなるべく長い時間こなしていくことが必要となります。

しかし、本業でもアドバイスを業務内容としている仕事を行なっていれば、その時間は大幅に短縮できるため、本業にも副業であるコールセンターの仕事にも一石二鳥となります。そのため、このスキルをさらに有益にしていくためにも、下記のようなアドバイスをすることが業務内容になっている職種に有効なスキルです。

・心理カウンセラー
・スクールカウンセラー
・キャリアカウンセラー

まとめ

一時期コールセンターは、給料も高く時間に融通がきくというメリットを感じた人の集まりとなっていました。しかし、世の中の人材不足により、人件費に惜しみなく予算をつぎ込む企業が増加し、コールセンターで働くことは、他の副業候補の仕事よりも、給料が安くなっている状況でもあり、離職率がかなり高いのが現状です。

一見するとデメリットを感じてしまいがちですが、そんな中でも、コールセンターでの副業を選ぶ人は以前一定数存在しており、現在でも副業でコールセンターを選ぶ人がいるのは、デメリット以上のスキルがコールセンターから得られることを証明しています。

近年は在宅勤務のコールセンター業務や、クラウドソーシングサービスでコールセンターのSV業務の募集なども増加傾向にあり、コールセンターで働く間口は広がりつつあります。ぜひ、副業の選択肢の1つとして、コールセンターで働くことを検討してみましょう。

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パラレルワーカー

肩書はCHROではありますが、基本はマーケティング全般や事業企画などが得意で過去には副業紹介サービス「プロの副業」も立上げました。

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