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カフェノマドはこうして働け!カフェノマド実践の手引き②「働く」

さて、ノマドワーカーの中でもカフェを中心に働くカフェノマド。

そのオシャレなライフワークで人気の高い働き方ですが、前回は、そんなカフェノマドになるための準備について迫りました。
今回はそこからもう一歩踏み込んで、実際にどんな風に働くのか、そんな働き方について考えていこうと思います。

いくらおしゃれな働き方とはいえ、そこは労働であることは間違いないことで、しかも公共の場での労働である以上気を付けることはたくさんあります。しっかり認識して快適に働いていきましょう。

出かける前にチェックすること

カフェで快適に働くには、出かける前のチェックが重要。まず、しっかりと準備して出かけることが、快適なカフェワークの基本になります。

充電はしっかり前日から

まず、一番大切なことは充電です。出かけたは良いものの、電源のあるいつものカフェが満員だったり臨時休業だったり、電源のスペースが開いていないということはよくあります。

しかし、だからといってそのまま帰ってしまっては、時間利用の効率はぐんと下がりますよね。

そんな時は、電源のないカフェでの仕事ということになるわけですから、それぞれのモバイル機器、そして、モバイルWi-Fiルーターや充電器にはフル充電をしておくことが重要。カフェワークの前日には、きちんとすべてに充電しておくことを心がけましょう。

天気予報は欠かさず見ておく

ノマドワーカーの天敵は、雨。

カフェまでドアトゥードアだったとしても、また公共交通機関と屋根のある施設を経由してたどり着けたとしても、濡れた傘を持った他人があふれ、床が湿っている街中は、危険です。

当然ですが、いくら防水であったとしても、カバンが濡れるのは避けたいですし、転倒の危険もあります。心配し過ぎに想うかもしれませんが、ノマドが持ち歩くものの価値を考えればそこは慎重になるべきです。

しかも雨の日はカフェがおおいに込み合いますから、効率よく働けるというわけでもありません。ですので、基本的には雨の日のノマドワーク、特にカフェノマドはお勧めできませんので、しっかり天気予報を確認しておきましょう。

朝晴れていても途中で振り出すことはありますし、にわか雨の危険がある日もあります。特別なアポイントでもない限り、天気をきちんとチェックして、雨を避けて働きましょう。

カフェ情報は要チェック

特に要チェックは割引セールなどの情報。なにも割引がある日を目指してカフェに行けというわけではなく、割引やキャンペーンの日は店が混み合います。確かに少しでも安く利用できるに越したことはありませんが、何もそこで本気で飲食するわけではなく、一杯のコーヒーを席代にして座るのですから、そこまで割引の効果はありません。

それよりも店内が混み合って仕事の効率が落ちる方が大きな問題ですよね。ですので、行きつけのカフェのイベント情報や割引セールなどの情報、もしくは新商品発売の情報などは仕入れておくとよいでしょう。

行くだけ行った後に「平日なのになんでこんなに混んでるの?!」なんてことになったら、目も当てられません。また、カフェが商店街や商業施設、イベント施設の近くにある場合は、そういった施設の情報もチェックしておくといいでしょう。大売出しで大混雑の街中を、大きいうえに精密機械な荷物をもってうろつきたくはないですよね。

カフェでの過ごし方、働き方

では実際にカフェでの過ごし方や働き方を見ていきましょう。

基本的なことかもしれませんが、最近この基本が守れていないノマドワーカーが増えているのも事実なのです。

働く雰囲気のカフェかどうかをチェック

電源やWi-Fiについては前回お伝えしましたので、ここでチェックするのは雰囲気。まずはカフェの雰囲気を店の外から見てみて、そこが仕事をするのにふさわしいカフェであるのかどうかをしっかりとチェックする必要があります。

お洒落なカフェであっても、どちらかというとランチや軽食をメインとした定食屋さんに近いカフェもあります。その様なカフェに長い時間座っていることは、お店にとっても迷惑な話ですし、働くあなたにとっても心落ち着いて仕事のできる環境ではありません。

カフェ選択に間違えて、何度もカフェを変えているようではコスパは最悪。まずは働きやすいカフェの選定に、しっかりと時間をかけましょう。

飲み物に注意を払おう

先ほども書きましたが、一日にカフェを何度も転々とするのはコスパ最悪です。できれば一度決めたカフェにずっと居座っていたいものですが、とはいえ、コーヒー一杯でというわけにはいかず、何回か飲み物を頼む必要は出てくるでしょう。

そんなとき、コストをとにかくかけたくないというならば、カフェはあきらめてファミレスという手もあります。ファミレスの中には、Denny’sやびっくりドンキーのようにWi-Fiや電源が使える店がある場所もあります(一部店舗)ので、コスパを考えるなら、こういうお店でドリンクバーが一番です。

また、どうしてもカフェがいいというのであれば、店内にウォータサーバーがあるカフェがいいでしょう。これには二つの利点があって、ウォータサーバーがあってお水がセルフのお店であれば、遠回しな追い出し作業である何度も水を注ぎに来るという事態にも遭遇しません。しかも、水であれば飲み放題ですので、飲み物のコスパが非常に良くなります。

食事はカフェで済まさない

お金に余裕がある、もしくはたまにならばいいですがカフェでの食事はコスパが良くありません。しかも、カフェの限られたスペースの中で、出していた仕事用の道具を一度片付けて、そしてご飯を食べてまた出すというのはあまりスマートでもありません。

さらに、ランチタイムは混み合いますので、店からもほかのお客さんからもいい目で見られることはないでしょう。ですので、できればランチなどの食事はよそで済ませてくるか、昼食を食べた後に出かけるかなどの工夫をした方がいいですね。

ちなみに、飲み物と合わせてなのですが、カフェでの飲食は確定申告の際「経費」に認められる場合があります。必ずレシートを取っておくか、出来得るならば領収書を切ってもらうといいでしょう。

電話厳禁は絶対のルール

スマホでの「電話」もしくは通話アプリでの「通話」はカフェノマドには厳禁です。クライアントの都合でどうしてもかけなければいけない場合は仕方がないとは思いますが、そうでもない限りいわゆるチャット系の連絡手段を使いましょう。

というのも、まずは席で電話をかけるのがマナー違反なのは当たり前として、離席して電話も問題山積。

第一に、仕事道具をその場に残して席を離れるというのはセキュリティー上も好ましいことではありませんし、他のお客さんから見ればそれは悪質な席取りにしか見えません。

しかも、騒がしい店内からの電話は、クライアントにとっても快いものではありません。ざわざわとざわつく店内の喧騒は、電話越しでもかなり存在感がありますし「え、もう一度お願いします?!」を何度も繰り返すのが良いことではないのは言うまでもありません。クライアントは、ノマドに多いフリーランスにとって何よりも大事な人物です、失礼にならないように細心の注意を払いましょう。

仕事とはいえ長居はほどほどに

ノマドワーカーにとって快適な設備があり、お客さんも多くないカフェなら、ゆっくり長居はできます。しかし、そうはいっても、あまり長い時間ワークスペースとして客席を占有するのは、マナー違反ですし、他のお客さんにもお店にも迷惑が掛かります。

あくまで、そこは客席であってあなたの占有スペースではないのです。しかも、普通のコーヒーチェーンであればどんなに粘っても3時間を限度と考えておくべきで、5時間も6時間も、気を使っていたとしてもいるべきではありません。

もし6時間以上の仕事の時間が確定しているならば、漫画喫茶やネットカフェ、そしてコワーキングスペースなどを利用するといいでしょう。カフェノマドにとってカフェは、お店の善意で仕事をさせてもらっている場所です。

マナーが悪かったり、お店の不利益になるような行動をするカフェノマドが増えてしまえば、居心地のいい仕事スペースが一つ消えてもおかしくないという自覚を持っておきましょう。

カフェノマドを目指す前に

さて、ここまでカフェノマドについてその実践的アドバイスを書いてきました。しかし、カフェノマドとして優雅におしゃれにノマドライフを満喫する前に、しっかりとノマドとして働く自分の仕事を確立させておくことをお勧めしておきます。

ノマドの仕事は簡単な仕事ではありません、特に初期にはいろいろつまづくこともあります。ですので、まずはノマドとして、いや在宅ワーカーとしてしっかりとした自分の仕事を確立させ、余裕ができたらカフェノマドに挑戦してみる方が良いでしょう。

ノマドは自由で楽しそうですし、カフェノマドはおしゃれでいい感じです。しかし、仕事である以上底には、ノマドならではの苦悩や苦労もたくさんあり、はっきり言って会社員より楽だなんてことはありません。

自分の性格とスキルをしっかりと把握して、それなりの決意をもってこの世界には踏み込むべきです。そして、ノマドとしての苦労や苦難をある程度超えたとき、はじめて、カフェノマドとしてオシャレで優雅なノマドライフをエンジョイしてみてはいかがでしょうか。

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パラレルワーカー

肩書はCHROではありますが、基本はマーケティング全般や事業企画などが得意で過去には副業紹介サービス「プロの副業」も立上げました。

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