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フリーランスを目指す人に贈る、スポーツマンの名言

様々な競技で、世界中にたくさん存在するプロスポーツ選手。

彼らは、それぞれのプロスポーツチームや企業に所属はしていても、フリーランス契約を結んでいる個人事業主である人たちがほとんどです。しかも、一般のビジネスの世界より、より厳しい環境を生き抜いている人たちでもあります。

今回はそんなフリーランスの最高峰ともいうべきプロスポーツ選手の言葉からフリーランスとして生きていくうえでのヒントを探っていこうと思います。

挑戦すべきは今

「次生まれ変わったらこうしたい、とか言う人がおるけど、次はないよ。」 辰吉丈一郎(元プロボクサー)

難波のジョーこと辰吉丈一郎の言葉。

ボクシングという徹底したリアリズムの世界で、網膜剥離を発症しながらも、現役にこだわり続け戦い続けたチャンピオンの言葉は今の大切さについて、強烈なメッセージを送ってくれます。

彼の中で、挑戦の人生とは不連続なものではなく、常に挑戦し続ける今の集合体。もしあなたが、今、フリーランスになることを悩み、そして立ち止まっているのならば、その今というかけがえのない瞬間こそ、挑戦するための好機なのです。

「今日できないものは明日もできない。いつもそう思って毎日を大切にしていきたい。」 三宅宏実(重量挙げ)

人生の挑戦を前に戸惑い躊躇して、明日こそはと言いながら先延ばしにしていく。

しかし、ロンドン5輪銀メダリストのオリンピアンの彼女は、そんなことはただの言い訳で、今日できない事を明日できると思ってはいけないと教えてくれます。

しかしそれは考えてみれば当然で、明日の自分が今の自分より成長するためには、挑戦をしなければいけません。挑戦もなしに迎えた次の自分は、昨日の自分と比べ何の成長もしていないのですから、昨日できなかったことができるようになっているはずがないのです。
そうやはり、挑戦すべきは、今なのです。

「『今』この瞬間を大切に生きる。それが自分への挑戦であり、明日への道へと続いていく。」 荒川静香(プロフィギュアスケーター)

トリノ冬季五輪の唯一の金メダリストであり、女子フィギュア界唯一の金メダリストでもある荒川静香。

イナバウワーでおなじみの彼女のイメージは、表情で優雅に舞う姿と、解説で冷静かつ上品なコメントを届けるその名前通り静かな印象。
しかし内に秘めたる闘志は熱く、そしてその熱い闘志は常に「今」という瞬間にそそがれていたのでしょう。

人生という長い時間も、突き詰めていけば数限りない今の積み重ね。そんな今を逃さず挑戦へと変えてきた荒川静香だからこそ、日本最高の小売りの女王として、語り継がれるレジェンドになれたのです。

挑戦するのは今しかない

人間は過去に戻って挑戦することも、未来に挑戦することもできません。人間にとって挑戦という一つの行動を起こす瞬間は常に「今」にしかないのです。

確かにフリーランスになるというのは過酷で大変な決断のいる道のりではありますが、過去挑戦しなかったことを後悔するより、また未来に先延ばしにするより。今、その一歩を踏み出すべきだと、アスリートの言葉は背中を押してくれるのです。

勇気を持つこと

「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持ったものだけだ。」 ロベルト・バッジオ(元プロサッカー選手)

まさに歴史に残るPK失敗で一躍注目をされた元イタリア代表の名選手、ロベルト・バッジオ。

W杯の決勝という最高の舞台で、彼が外したPKが原因でイタリアチームは負けてしまうのですが、彼はそれをこのように表現しました。
そこには、失敗を恐れて逃げることで失敗を回避しようとする人間の弱さへの警告があります。

挑戦する勇気とは失敗を恐れないこと、失敗であっても、その失敗の根底には、勇気をもって挑戦した自分が存在するということ。フリーランスになることを躊躇する自分の中に、その勇気があるのか。じっくりと見極める必要があるのではないでしょうか。

「リスクを取る勇気が無い者は、人生において何も達成することが出来ない。」 モハメド・アリ(元プロボクサー)

黒人差別ベトナム戦争の兵役拒否、ボクシング以外でも数々の戦いを繰り広げてきた伝説のチャンピオン、アリ。

ボクシングの歴史だけではなく、アメリカの社会そのものへの影響を考えても間違いなく歴史に残る偉人である彼は、その輝かしい栄光とは裏腹に、リスクに好んで突き進むような人生を送りました。

しかし、アリにしてみれば、だからこそ栄光をつかめた、というのです。リスクを恐れて起業にためらうもの、そしてフリーランスになることを躊躇している人間にとって、リスクを選んで生きてきたアリの生き方は、学ぶものが多いのです。

リスクの向こうを信じる力

フリーランスというのは会社員などと比べれば、リスクの多い仕事です。

しかし、そのリスクは、会社員や公務員が望んでも手に入らない自由というものの代償であり、また担保でもあるものです。いかに自分でそのリスクをとることができるか、それに手を伸ばす勇気を持てるか。そこには、勇気をもってリスクを恐れずに突き進んだ先にある、かけがえのない利益を信じることができるのかにかかっているのです。

そして、そうしたものだけが、アスリートも同じく、その手に栄光をつかむのです。

努力と根性

「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力とは呼べない。」王貞治(元プロ野球選手・監督)

日本が世界に誇るスラッガーであり、現役の世界記録保持者王貞治。通算868本というとてつもないホームラン数はいまだに破られることはなく、日本のみならず世界中にファンと尊敬を送る選手たちが存在するまさにレジェンドです。

そんなレジェンド、その現役時代は、屋内で裸足になって日本刀を振るなど、過激な練習の日々だったといいます。その際、裸足で素振りを続けた結果、畳に穴が開いたという逸話があるほど、まさに努力と根性の日々を送っていたのです。そんな彼ですから、努力に対する思いは強くその基準が高いのもうなづけます。

「土、日の休みが消え。夏休みが消え。冬休みが消え。友達が遊んでる時に練習してた。だから今がある。」ダルビッシュ有(プロ野球選手)

日本球界で最高の成績を残し、現在の大リーグで一線級の活躍をつづけるダルビッシュ。

その長い手足と恵まれた体格、そして、その甘いマスクで野球ファンのみならず多くの人からの人気を集める彼ですが、しかしやはりそこにも努力は当然積み重ねられているのです。

その努力は、普通の人から見ればある意味犠牲に映るかもしれません。しかし、その犠牲ともいうべき努力の日々が、彼を大リーガーにしていると思えば、それはむしろ犠牲ではなく自分に対する先行投資であるともいえます。その先行投資ができるかどうかで、そののちの人生は変わっていくのです。

「走った距離は、裏切らない。」野口みずき(元マラソン選手)

日本にたった二人しか存在しない、陸上の金メダリストである野口みずき。明るく天真爛漫なQちゃんこと高橋尚子とは違い、どこか黙々と戦い続ける印象のある彼女の言葉は、まさに彼女らしいシンプルでいて強い力のある一言。

よく人は努力をしても報われないという現実に直面し、努力を無駄だと感じてしまうことがあります。しかし、とてつもない距離を練習で走り続けるマラソンランナーの中でも、より多くの距離を走り続けることで有名だった彼女の言葉は、その甘さを教えてくれるのです。

走った距離は裏切らない、それはつまり走っていなければ結果は出ないということでもあるのですから。

才能のせいにしない

フリーランスというのは、最終的にはスキルの高さがものをいう仕事です。なので、フリーランスをしていると、自分のスキルの低さを、生まれ持った才能のせいにしたくなることは一度ならず何度も存在します。

しかし、それではダメだと、アスリートたちは教えてくれるのです。超一流のアスリートの言葉から、私たちは才能のせいにできるほどもきちんと努力できているのか?ということをもう一度自分に問いかけなければいけないのかもしれませんね。

アスリートという極限のフリーランス

フリーランスは誰でもなく自分が頼りで、その才能とスキルの高さがものを言う。そうわかっていても、何かに頼りたくなったり、なんとか言い訳してしまいそうな自分がいることを、きっと皆さんも否定できない事でしょう。

しかし、極限状態の戦いの中に存在するアスリートの言葉は、その意識の高さにおいて別格。もちろん、大リーガーやホームラン王やメダリスト、世界チャンピオンに匹敵するような生き方は、到底できないのかもしれませんが、そこには間違いのないフリーランスへの福音があります。

その千分の一万分の一でも、自分の生き方にその魂を宿すことができたら。その先に待つフリーランスとしての生き方に、新しい何かが生まれてくるような気がしませんか?そして、作り上げることができると思いませんか?


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