副業

自分の特技で稼ぐ!おすすめスキルシェアサービスの比較やそれぞれの特徴を解説!

新たな副業として注目されているスキルシェア

インターネットの発達により、気軽に副業が行える時代になりました。

昔のように、アルバイトやパートに出かけなくても家にいながらお金を稼ぐことができるようになったのです。しかも、その方法は多岐に及び、自分に適した副業を自由に選ぶことができるのも魅力です。

そして、その中でも、特に高い注目を集めているものにスキルシェアがあります。スキルシェアとは文字通り、自分のスキルを顧客に分け与えることで報酬を得る働き方です。

特殊技能や知識を人に教える仕事といえば、スクールを開いて生徒を募集するといったイメージが頭に浮かぶかもしれません。しかし、スキルシェアはスクールを開校する場合のような大掛かりな準備は不要です。ネット環境さえ整っていればすぐにでも始めることができます。
一方、スキルシェアは教わる側にとってもメリットがあります。

従来であれば、スキルを身につけるには企業や専門講師が提供するスクールに通うのが普通でした。ただ、そのためには高い月謝を払う必要がありましたし、毎回スクールまで往復することを考えると拘束時間も決して短くはありません。

その点、スキルシェアなら、教わりたい部分をピンポイントでレクチャーしてもらえるので無駄な出費や時間の浪費を抑えられます

また、オンラインを介してレクチャーを行えば、教室までの行き来の時間も節約することができます。このように、教える側と教わる側の両者にとってメリットが多いために、スキルシェアは大きな盛り上がりを見せているというわけです。

最初に理解しておこう!スキルシェアの概要

スキルシェアを始めるためにはまず、スキルシェアのサービスサイトに登録をする必要があります。そうすることでスキルを提供した人とスキルを教えてもらいたい人のマッチングが行えるようになります。

ネット上にはたくさんのサービスサイトがありますが、大手なら登録料は無料なので安心です。なお、登録後にどのようにしてスキルシェアを行っていくかはサイトによっても異なりますが、典型的な流れとしては以下のような感じになります。

スキルシェア登録方法例

まず、登録の際には「タイトル」「キャッチコピー」「教える内容」などといった記入欄を埋めていきます。

たとえば、趣味ブログの始め方を教える講座であればタイトルは「趣味ブログの始め方教えます」、教える内容は「無料ブログのメリットと有効な使い方」「有料ブログのメリットと有効な使い方」などといった具合です。記入欄が埋まれば、それを投稿することで受講生募集一覧にアップされることになります。あとは、受講希望の応募があるのを待つだけです。

そして、受講希望者が現れれば、第2段階へと移ります。まず、サイト上でその希望者とやり取りをし、レッスン開催の日程やレッスンを行う場所などを決めていきます。

ちなみに、レッスンはスカイプなどを使って行うこともできるため、受講希望者が遠方に住んでいる場合でも対応は可能です。ただし、サイトによってはオンラインレッスンを認めず、対面でのレッスンに限定しているところもあるため、注意が必要です。

レッスン料はサイトを運営している会社の口座に受講者が振り込み、その中から手数料を引いた金額を報酬として受け取ることになります。

手数料の額はサイトによって異なりますが、相場はレッスン料の10~20%程度です。たとえば、レッスン料が1万円で手数料が10%なら、1000円がサイト側の利益となり、9000円があなたの収入となるわけです。

また、サイトの多くは受講者にレッスンの評価をしてもらっています。「今回のレッスンは5段階評価で星3」といった具合です。

当然、より高い評価を得るほど受講希望者が増えていく可能性は高くなります。そのため、高収入を目指そうと思えば、レッスンの内容に工夫を凝らして評価を高めていく必要があるのです。

低コストでやりがいもある!スキルシェアのメリット

スキルシェアの最大の魅力といえるのがコストがあまりかからないという点です。スクールを開校するとなれば教室を借りるだけでもかなりのお金が必要となります。その上、生徒を確保するには広告費もかかります。

一方、スキルシェアの場合、コストはほとんどかかりません。自分の家でレッスンをすれば場所代は無料ですし、他人を自分の家に上げたくないというのであればカフェなどを利用するのもよいでしょう。

また、コストは多少高くなりますが、複数の受講希望者を同時に教えるときはレンタルスペースを利用するという手もあります。さらに、受講希望者はサイトの募集一覧を見て応募をするため、広告費にお金をかける必要もありません

ちなみに、スキルシェアの場合は料金をこちらで自由に設定できます。つまり、コストを抑えることでレッスン料をかなり安くすることが可能となるため、それをセールスポイントにして受講希望者を集めることができるわけです。

次に、受講者がレッスンの評価をするというシステムも、うまく活用すればメリットになります。通常のスクールの場合、レッスン内容がよいのか悪いのかは外からはなかなかわかりません。そのため、評判が広まって生徒が増えるのにはどうしても時間がかかってしまいます。

その点、評価システムのあるスキルシェアのサイトなら評判が良いか悪いかは一目瞭然です。したがって、自分のレッスンに自信があり、それが正当に評価されることを望んでいるのであれば、スキルシェアはやりがいのある場所となるでしょう。

同時に、レッスンの内容を工夫して次第に受講者の数を増やしていくことができるため、創意工夫をするのが好きという人にもスキルシェアは向いています。

その他にも、自分の得意なことで報酬が得られるのでやりがいにつながり、それを続けることで自身のスキルをさらに高めることができるのもメリットだといえるでしょう。また、時間の合間を利用して都合のよいときだけ働けるので副業にはぴったりです。

収入の安定化は困難!スキルシェアのデメリット

一方、デメリットとしては安定した収入を得られにくいという点が挙げられます。

スキルシェアは大きくわけて、長期的にレッスンを行う長期講座と一回限りの単発講座があるのですが、人気があるのは圧倒的に後者の方です。なぜなら、スキルシェアを利用する人の多くはなるべく安い料金で手っ取り早くスキルを習得したいと考えているからです。

そうなると、一般的なスクールのように毎月決まった収入を得ることは困難になってきます。ただ、その辺は考え方次第です。確かに、スキルシェアだけで生活をしようとするのは難しいかもしれません。

しかし、本業の方で安定した収入を得ているのであれば、副業の方は不安定でも長期スパンで一定のお金を稼げればよいという割り切りも可能です。

自分の好きなジャンルを選ぼう!レッスン内容を考える際のポイント

実際にスキルシェアを行おうと決めた場合、最初に考えなくてはならないのがどのようなレッスンを行うかです。スキルシェアサービスのサイトを覗いてみると、そこには数百種類以上のジャンルのレッスンが存在しています。

代表的なものとしては、起業・育児・占い・ダイエット・英会話・プログラミングなどといったものがあります。これらの中から自分の得意なジャンルを選んでスキルシェアを始めればよいわけです。

さらに、アイディアを練って今までにない新しいジャンルに挑戦するのもよいでしょう。新規ジャンルの場合、シェアを独占できるという魅力があります。ただ、サイトによっては特定のジャンルを禁止している場合もあるので注意が必要です。

たとえば、「法令違反の可能性があるもの」「宗教活動や政治活動の勧誘」「飲酒を伴うレッスン」といったものはほとんどのサイトで禁止されています。ちなみに、禁止されているジャンルのレッスンを登録すると、それが取り消されるだけでなく、アカウントが停止になってしまうリスクが高くなります。

また、スキルシェアに興味はあるのだけど、自分には教えるスキルが何もないという人もいるでしょう。しかし、そういう人でも趣味にしていることや、興味のあるジャンルの一つや二つはあるはずです。

まずは、それらについてのレッスンができないかを考えてみるのです。たとえ、長期で教えるのが難しくても単発講座なら行えるかもしれません。そして、自分でも勉強をしながら少しずつ実績を積んでいけば、知識や教える技術が向上していくはずです。そうなれば、ビジネスのチャンスはますます広がっていきます。

サービスサイトの決め方と効率よく稼ぐコツ

ジャンルが決まれば、次に考えるべきはどのサービスサイトを利用するかです。大手の方が安心というのは先に説明した通りですが、その他にも、「レッスン方法に制約があるか」「稼ぐ・儲かる関連のキーワードは認められているか」の2点は確認しておいた方がよいでしょう。

レッスン方法には大きく分けて対面でのレッスンとオンラインレッスンの2種類があります。そして、サイトによってはどちらか片方を禁じている場合があるのです。どちらでも大丈夫というのであれば問題はありませんが、片方しか無理だという人はそれが認められているサイトを選ぶ必要があります。

また、インターネットビジネス関連のレッスンを行いたい場合は、稼ぐ・儲かるといったキーワードを登録できることが必須条件になります。なぜなら、それらのキーワードをNGにされてしまうと「せどりで稼ぐ方法を教えます」「ブログを使った収益化講座」などといったうたい文句で集客を図れなくなってしまうからです。

以上のように、大手・レッスン方法・NGワードの3点から候補のサイトを絞り込み、あとは細かい部分を比較しながら自分にあったサイトを探していきます。こうして、どのサービスサイトでどのようなレッスンを行うのかが決まれば、そのサイトの仕組みや規約をよく理解した上でいよいよ本番となります。

効率よく稼ぐには最初は低価格から始め、レビューの評価が良ければ徐々に適切な価格に上げていくのがコツです。常に評価と価格の両方を意識し、サービス内容が値段以下だと思われないようにしていきましょう。

副業に活用できるスキルシェアサービス

ちょっとしたすきま時間に副業をして収入を得たいと考えている人にとって、お手軽なスキルシェアサービスですが、インターネット上にはさまざまなスキルシェアサービスがあり、その数は大小合わせて100以上にもなるといわれています。

100以上ものサービスを1つ1つを調べて、そのなかから自分に合ったものを見つけ出すのは大変な作業になりますよね。ここでは4つの大手スキルシェアサービスの特徴を紹介したうえで、それぞれのサービスを比較していきます。

4つの大手スキルシェアサービス

次にスキルシェアリングのサービスを運営する大手のスキルシェアサービス4つを紹介し、その特徴について解説していきます。

ストアカ

ストアカは学びたい人と教えたい人を繋ぐためのサービスです。誰でも自分のスキルを教えることができるほか、学びたい人も自分の都合に合わせて好きなときに、学びたいスキルを学ぶことができます。ストアカにはエクセルなどのビジネススキルから英会話などの語学、趣味の習い事からメイク講座まで170以上のジャンルの講座があります。

学びたい人は口コミなどもあるため参考にして比較したり、講座を受けることを検討したりすることができます。登録手数料は無料で、ワークショップが購入された場合は売上から10%から20%の手数料を支払う形です

自己集客パネルやリピート受講の場合は自分で集客したという形になり、手数料は10%となります。ストアカが送客した場合20%の手数料がかかりますが、月の売上に応じて割引されるシステムです。月の売上が5万円以上なら手数料は17%、10万円以上なら14%で20万円以上になると10%となります。

タイムチケット

個人の時間を30分単位で売り買いできるスキルシェアサービスとして知られているのが、タイムチケットです。タイムチケットは2014年にスタートしたサービスで、スキルシェアが話題になる前から個人のスキルを売買することに注目していた老舗のスキルシェアサービスでもあります。

時間を販売したい人は30分単位で、自分の得意なことや趣味など何でも販売することができます。例えば写真やカメラの知識、企画やアイディアの提供、料理のコツやフリートークなどです。レッスンは受講者と実際に会って対面式で行うことができるほか、スカイプを使ってオンラインでレッスンを提供する方法もあります。

発行できるチケットの最低価格は1時間あたり3,000円からで、30分・1時間あたり3,000円を選ぶと30分1,500円で販売することができます。売上の一部は指定した寄付先に10%から100%寄付することも可能で、売上が発生した場合27%にプラスして税が手数料として引かれます。

ココナラ

ココナラはストアカやタイムチケットとは違い、得意なことをレッスンとして販売するというよりは、イラストやウェブデザインなどの成果物を売買することがメインのスキルシェアサービスです。サービスは1回500円から出品することができ、誰でも売ったり買ったりすることができます。

ココナラで販売されているサービスにはさまざまなものがあります。似顔絵やイラスト、ビジネスやデザイン、心の悩みや占いなどレッスンするという形式ではなく、スキルが情報商材として販売されています。

サービスを出品するのに初期費用や月額費などはかからず、無料で出品することができます。取引成立時には販売価格から25%プラス税が、手数料として差し引かれる形です。ただし販売総額が50,000円から100,000円の場合は20%、100,000円を超える場合には10%となります。

ランサーズストア

ランサーズストアは、日本最大級ともいわれるクラウドソーシングサービスを運営するランサーズが提供しているスキルシェアサービスです。クラウドソーシングであるランサーズは仕事の依頼がクライアントから出され、その依頼内容に応じてランサーが仕事をするという形ですが、ランサーズストアではそれが逆の形になります。ランサー側が得意なことやスキルなどを販売し、それをクライアントや欲しい人が購入することができるといった形です。

ランサーズストアで出品されているサービスはロゴデザインの作成やレビュー記事作成、イラスト制作や悩み相談など多岐に渡ります。出品手数料は無料で最低価格1,000円から販売することができ、成約時には20%の手数料が差し引かれます

スキルシェアサービスの比較

ここでは紹介した4つのスキルシェアサービスを、対面レッスンが可能かどうか、成果物納品ができるかどうかなどの観点から比較していきます。

まず、対面レッスンが可能なサービスはストアカ・タイムチケット、ランサーズストアの3つです。ストアカはスキルや得意なことのレッスンがメインとなっているため、対面でのレッスンは必須ともいえます。タイムチケットも時間を売買するというサービスなので、個人の時間を使って対面レッスンやオンラインレッスンをする形が基本です。ランサーズストアは対面レッスンがメインではありませんが、パソコン操作を教えたり語学のレッスンをするなど、対面レッスンという形で出品することができます。

次に成果物の納品が可能かどうかですが、成果物の納品ができるのはココナラとランサーズストアのみです。ココナラは対面レッスンができませんが、依頼を受けて似顔絵を描きそれを納品したり、自分のスキルを情報商材として出品することができます。ランサーズストアも似た形で、パワーポイントの資料作成や名刺作成、動画制作などの成果物を納品することが可能です。

最後に売上時の手数料についても比較してみます。それぞれのスキルシェアサービスの手数料をまとめると、ストアカは10%から20%、タイムチケットは27%プラス税、ココナラは25%プラス税でランサーズストアは20%となります。このなかで一番手数料がかからない可能性があるのはストアカです。自分で集客するという形なら10%となるため、ほかのスキルシェアサービスよりも手数料を抑えることが期待できます。

一番手数料が高いのは27%プラス税のかかるタイムチケットですが、30分単位で時間を売れるという手軽さでいえば、ほかのシェアサービスより使いやすいという利点もあります。

ストアカに向いている人

スキルや強みを持っていてそれを誰かに教えることができる人や、セルフブランディングしたい人はストアカを活用することができます。対面レッスンで人と接したいという方にも、ストアカは最適なスキルシェアサービスといえるでしょう。

ただしストアカでは、投資やお金に関するコンテンツや人生の生き方のアドバイスを目的とするコンテンツ、スピリチュアルや宗教に関するコンテンツなどは公開することができないといった決まり事があります。インターネットビジネスで収益を得る方法などを売りたいと考えている人は、ストアカでは出品できないといった点に注意が必要です

タイムチケットに向いているのは

タイムチケットではインターネットビジネス関連のレッスンも出品することができます。対面レッスンやオンラインレッスンでお金を稼ぐ系のレッスンを出品したいと考えている人は、タイムチケットを利用するのも1つの方法です。

対面レッスンや購入者と会うといった形がメインなので、人と話すのが得意という方にもタイムチケットは向いているといえます。得意なことが1つでもあれば、それをレッスンとして30分から出品できるので初心者でも始めやすいスキルシェアサービスです

ココナラに出品するのに向いている人

文章を書くのが得意な人やイラストを描くのが得意な人、ウェブデザインの知識を持っている人など成果物として提供できるスキルを持った人はココナラに向いているでしょう。クリエイターとして、自分の特技を売りたいと考えている方はココナラを試すのも手です。

レッスンをしたり知らない人と話すのは苦手という方も、ココナラで自分のスキルを売ることが期待できます。インターネットビジネスなどお金を稼ぐ系の情報商材を出品することもできるため、ビジネスのノウハウを提供したいといった方も利用可能です。

ランサーズストアを利用するのに向いているのは

普段からランサーズを利用している人やランサーズに登録したことのある人は、ランサーズストアをすぐに利用することができます。スキルシェアサービスを利用したいと考えており、ランサーズにも登録している人なら利用してみるのも1つの方法です。

ココナラと同じくランサーズストアも成果物を納品できるため、クリエイター系の人向けのサービスです。対面レッスンも可能なので、レッスンか成果物の納品かどちらかではなく、どちらも出品したいという人はランサーズストアを活用することができます

副業をするなら魅力の多いスキルシェアがおすすめ!

スキルシェアは気軽に実行ができて大きく稼げるチャンスもあるという点で、注目すべき副業の一つです。

しかし、スキルシェアの魅力はそれだけではありません。本業や将来を見据えたスキルアップにもつながり、さまざまな出会いの可能性もあります。何か副業をしたいと考えている人はぜひ有力候補の一つとして検討をしてみてはいかがでしょうか。

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パラレルワーカー

肩書はCHROではありますが、基本はマーケティング全般や事業企画などが得意で過去には副業紹介サービス「プロの副業」も立上げました。

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