パラレルキャリア

パラレルキャリアという名の選択。日本人の新しい仕事のカタチ

パラレルキャリアとは?

パラレルキャリアとは20年近く前の1999年、P・Fドラッカー晩年に発行した『明日を支配するもの』―21世紀のマネジメント革命(ダイヤモンド社)で提唱された、これからの社会における生きる事と働くということに対する考え方で、「本業を持ちながら、第二のキャリアを築くこと」です。

「パラレルキャリア」google Trends2010年1月~2018年5月検索数推移

パラレルキャリアの意味

パラレル(parallel)とは「平行」という意味になります。
その為、パラレルキャリアとは「平行して複数のキャリアを磨く」というような意味になります。
提唱したP.F.ドラッカー氏は、このパラレルキャリアについて「本業を持ちながら、第二の活動をすること」という風にまとめています。

第二の活動の定義は緩く、ボランティア活動など非営利団体への参加や別企業への就職、自営業の開始など幅広い活動を総括しています。

ドラッカーの著書によると、歴史上はじめて人間の方が組織よりも長命になったために、人は組織のみに頼らず、それとは別に第2の人生を始める必要が生じたという。その第2の人生のひとつがパラレルキャリアである。と

複業(パラレルワーク)や副業と間違えやすいですが、1番違う部分は「報酬を得ることを目的にしていない」ということになります。報酬を目的としない事を前提とした、自身のスキルアップや自己実現、社会貢献活動などがパラレルキャリアに含まれます。

世界的に、日本人は真面目で律儀な民族だ、なんて言われます。
それは一方で誉め言葉なんですが、他方では少し蔑みの意味が入っているのおご存知ですか?
そう、その言葉の中には「日本人は融通が利かず、多角的で広いものの考え方のできない民族だ」という意味も含まれているのです。
そして、そんな日本人が今危機にあります。ここではそんなお話をしていきましょう。

副業を持たない日本人

副業を持たない日本人
皆さんが今、自分の周りの人間を思い出して、副業を持っている人はどれくらいいるでしょう。
……どうです、一人でもいましたか?
もちろん、一人や二人はいるという人もいるでしょう、しかしほとんどの人は、周りに副業を持っている人間はいないと答えるだろうと思います。
そして同時に、そのことをちっとも不思議に思わないのではないでしょうか。
むしろ中には、一つの仕事に専念することなく、色々な仕事に手を出して副業を抱えているような人を不真面目だと快く思わない人さえいそうですよね。でもこれ、とても危険なことなんですよ。

終身雇用・年功序列が古い事は知っているのに

今の20代30代のサラリーマンに、終身雇用や年功序列についてどう思うかと聞けばきっとこう答えるでしょう。
「そんなの古臭いよね」と。
正解です。
日本がかつて世界に誇った終身雇用・年功序列という考え方は、今ではもう過去の遺物です。
しかし、それはわかっているのに、いまだに一つの仕事に就くことを正しいと思っている人が多いのは、正直疑問です。
今いる会社があなたを見放したら、今いる会社がつぶれたら、もしくは新入社員のころから全く収入が変わらないまま歳をとったら。
突然の無収入、家族が増えても収入の増えない老後の備えのない生活。
終身雇用・年功序列が崩れるというのはそういう事なんですから。

もはや副業ではなく複業

ひとつの仕事に専念したせいで、突然無収入になる。もしくは老後の備えが全くなくなってしまう。
そんな時代だからこそ、副業を持たなければいけないと私は考えています。
いや、今ある仕事を正業と考えて副業とするのではなく、どれも正業としてみることのできる仕事を複数抱える複業という考え方の方を持つべきなのです。
この複業という考え方こそパラレルキャリアという新しい働き方。
ひとつの仕事に固執するのではなく、自らの得意や個性を生かして、不安定な現代の日本において転ばぬ先の杖として身に着けておく。ある意味、世界的に主流なこの考え方の定着が、これからの日本には必要になってくるはずなのです。

まとめ

いかがでしたか、パラレルキャリアのススメ。
パラレルキャリアという働き方の細かい内容は、とてもここでは書ききれないほどあります。
つまりそれくらい自由度の高い働き方だという事でもあるのです。
過去の異物となった古い価値観を捨てて、新しい働き方に挑戦してみてはいかがですか?

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